【YouTube】Jazzワンノートサンバを尺八&琵琶で吹いてみた!動画UPしました
フルートから尺八に持ち替えてただいま約1年と3ヶ月。
尺八の伝統的な曲は絶賛勉強中なわけですが、たまの気晴らしに・・・とフルートの楽譜なんかを持ち出して演奏したりしています。
今回は私の大好きなボサノヴァの「ワンノートサンバ」を演奏してみました。
One note samba、つまり1つの音のサンバ というタイトルで、その名の通り1つの音が並んでいるだけなのに素敵な音楽になってしまうという楽しい曲です。
何度もフルートでは吹いていたのですが、半音が鬼門の尺八でやるというのはなかなかのチャレンジ。もっと上手くなったら録音したいなぁと思っていましたが、そう言ってるといつまでたっても「その時」は訪れそうにないので、成長の過程ということで撮影してみました。またいつかもっと素敵な演奏に更新できるように頑張ろう!ということで、私の今のワンノートサンバです。
普段はきったない格好で練習しているのですが、今回は仕事で着物を着たついでにぱぱっと撮影。お気に入りの着物だけど、白いから汚れたら大変・・と思って、タンスの肥やしになっている間にシミがでてくるという残念な状況だけど撮影なら小さなシミなんてわからないだろう・・と思ってたらばっちり袖のシミが写ってました。いやー、動画って怖い。
しかも、顔はあまり写したくないなぁ、まあ最後に他の動画みたいに顔はばっさりカットするからいいか・・・なんて思いながら琵琶を弾いていたのでやたらと姿勢が悪いんです。普段はまっすぐ前向いて演奏しているつもり。こんなに横向いたり俯いたりしてないので・・・と言い訳さしてください。
使用楽器について 尺八&琵琶
今回使用した楽器は尺八は5孔尺八という後ろに1つ、前に4つの穴のある、伝統的な尺八です。半音階が出しやすいように多孔の7孔尺八、9孔尺八も存在するようですが、私はまだ持っていないので、今のところ昔からの「5孔尺八」でどこまでできるか挑戦!と思ってやってます。
琵琶は4弦4柱の薩摩琵琶です。糸が4本、柱(フレットにあたるもの)が4個だけという琵琶の流派の中でもいちばんシンプルなもの。楽器だけで何かを演奏する「器楽」用の楽器ではなく、琵琶歌という歌のような語りのような口上に合いの手のように弾奏をつけるスタイルのための楽器です。 なので基本的には西洋音階通りの音を出すために作られていないので細かい音や音程の変化は無理なのですが、ワンノートサンバの「ひとつの音」というところが四弦四柱琵琶でもひけるところがある!と思ってほぼ「レ」と「ソ」の音だけを演奏するのに使用しました。
これをみて琵琶も西洋音楽で使えるのでは?と思い立って琵琶を買ってみようとか始めてみよう・・・と思われる方がいないように今一度注意喚起させてください。日本の琵琶は「弾奏」楽器です!歌にあわせて伴奏的に使うものであって器楽のように琵琶だけで音楽を演奏したいという場合は中国琵琶とかウードとかリュートとか、、琵琶と同じ祖先をもつ他の弦楽器を選ぶことをお勧めします。
使用している楽譜&伴奏音源はこちら
今回使用した楽譜のリンクは以下に掲載した大久保はるかさんのボサノバフルート3というものです。が。まず伴奏音源は、もともとの伴奏音源のテンポが早く、尺八で吹くのは厳しい・・ということで120→110にテンポを落として使っています。
楽譜は前半は伴奏音源についていた楽譜を使っているのですが、
動画1分18秒あたりからジャズフルーティスト「井上 信平(いのうえしんぺい)さん」のラストリフを吹いています。
昔々、その昔。。。遥か昔にフルートフェスティバルにゲストでお越しになった井上信平さんの公開レッスンを受けることができたのですが、曲は自分で好きなものを持っていって良いということで、耳コピした井上さんの「ワンノートサンバ」を演奏したんです。あっという間のレッスンでもう何を言われたかも覚えていない(←オイッッ)くらい嬉しさと緊張で舞い上がっていたんですが。。レッスンの翌日、井上さんがお声をかけてくださって「楽譜あるんだよー」と私が耳コピした部分の楽譜(しかも手書き!!)をくださったのです。公開レッスンをうけたのは数名いましたし、他にも井上さんご自身の舞台もあり、フルートフェスティバルのフルートオーケストラにも参加なさっていたという過密スケジュールの中、覚えてくださった上にご自身の楽譜を翌日にわざわざ持ってきてくださる・・・この人は神か?と本気で舞い上がりました。その時に一緒にとっていただいた写真は今も私のお守りです♪
と。そんなわけで、尺八で同じ曲にチャレンジしようかなーという方でご購入を検討されている場合は、Last Riffは楽譜とは違うことをやっている+そもそも楽譜の細かい音を多少端折ったりしつつ尺八で吹きやすいようにアレンジしている+音源もスピードを落として使っているという点をご注意ください。
今回使用したのは▼この楽譜&音源です。
ギターとアンサンブル ボサノヴァフルート3 大久保はるか (著) 中央アート出版社
YouTube動画公開!「ワンノートサンバを琵琶&尺八で演奏してみた」
とまあ、演奏とは関係ない部分も話したいことがやまもりのこのワンノートサンバ。
演奏自体もセカンドリフ、ラストリフ、共に半音階がずらずら並び、そもそも「ソ」の音も尺八だからか私の楽器のせいなのか、私のせいなのか、常にやや低めにでてしまうので、単音が並ぶあたりも結構強敵・・。そもそも琵琶でボサノヴァってうまく馴染めるん?という根本問題も抱えつつ・・・問題山積み超チャレンジの曲です。
それではごゆっくりご覧ください!
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またいつか、もっと成長した琵琶&尺八のワンノートサンバ、お出しできるようになるまで日々精進。頑張りたいと思います!
長い話にお付き合いくださってありがとうございました。
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